初めて試合観戦に行く時に大抵の人が悩むのが「どこの席をとるか」
「チャントを歌わないといけない席になってしまったらどうしよう」
「見にくい席は嫌だ」
「ピッチ全体を見たいんだけど、どこがよいのだろうか」
など、悩みは尽きませんよね。
観戦慣れしている人でも、スタジアムごとの違いがあるので初参戦の場合緊張しますよ。
もちろんスタジアムごとに差はありますが、今回は大まかに「メインスタンド席」「バックスタンド席」「ゴール裏」の3分類で特徴を比較します。
メインスタンド席とは
メインスタンド席は、ピッチ(選手が試合をしているフィールド)を横から見る席。その中でも選手や監督が座るベンチ側を指します。
メインスタンドの特徴は
・試合全体を見れる
・ベンチの動きも見やすい
・指定席があり、価格が高い場合が多い
の3点。
横から見る席のため、全体を比較的見やすく、ボールに触っている選手以外の動きを見ることができます。
またベンチが正面にあるため、監督やコーチが相談したり指示を出したりしている様子が見えます。控え選手のアップや交代準備も早くから見れるため、戦況が把握しやすく面白い席です。
一方でメイン側は各スタジアムとも指定席を備えている場合が多く、バックやゴール裏に比べると価格も高くなりがちです。
こんな人におすすめ
・指定席で安心して観戦したい人
・ベンチやピッチ含めて全体を見たい人
バックスタンド席とは
バックスタンド席はメインスタンド席の逆側。ピッチを横から見る席のうち、ベンチとは反対側の席のこと。
バックスタンド席の特徴は
・メイン同様全体が見やすい
・自由席が多く、価格もメインより安い
・座ってゆっくり観戦可能
の3点。
バックスタンド席はメイン席と同様横から見る形。見え方もほぼ同じスタジアムが多くなっています。
その上、バックスタンド席は自由席で価格もメインより安い場合が多くなっています。
また、ゴール裏と違い立って応援することもまずないといえ、座ってじっくり見ることができます。
こんな人におすすめ
ピッチ全体の動きを楽しみたい
比較的安価に座ってじっくり見たい
ゴール裏とは
最後はゴール裏。ゴール裏とは、両側のゴール裏側の席のこと。サッカー応援といえばこの席のイメージが強い方も多いかもしれません。
この席の特徴は
・熱く応援するサポーターの席の場合が多い
・スタジアムによっては座る人はいない文化があったり、あるいは座席がない場合も
・片方がホームサポーター用、もつ片側はアウェイサポーター用。
・最も安価
の4点。
ゴール裏は応援をリードするサポーターたちのための席。コールリーダーと呼ばれる主導者のもと、チャントを歌ったり跳ねたりして応援します。
スタジアムによっては全員立つのが当たり前という風潮があったり、また大宮のNACK5や柏の三協Fのように前方は座席がなくそもそも座ることができない場合もあります。
また、片側がホーム向け、もう片側がアウェイサポーター向けになっています。席をとるときには注意が必要です。
とはいえ、アウェイ側でも全面アウェイ向けに解放はせず、一部をホーム側向けとしている場合が多くあります。
最後に価格について。大抵のスタジアムでゴール裏がもっとも安くなっています。そのため、ある程度慣れるなどして、応援しつつ安くみたい場合はお得でしょう。
こんな人におすすめ
あまり慣れていない人のゴール裏のおすすめ度はスタジアム・チームによって変わります。詳細は各スタジアムの記事を読んでいただいたり、1番は観戦慣れしている友人に聞くのが良いでしょう。
とはいえ、熱く応援するのは観戦の醍醐味の一つとも言えます。一部チームを除けば暖かく迎えてもらえる場合が多いので、まずは行ってみるといかがでしょうか。
大事なのはチャントの歌詞がわからなくてもまずは手拍子やジャンプだけでもするなど周りに合わせる気持ちと、何よりチームを応援する気持ちです。
なお、色々な意見がありますが、ゴール裏は応援する人たちのための席としてスタジアム側も配慮している場合がほとんど。
値段重視でとってしまい、周りが立っていたり応援がうるさく感じることもあるかもしれませんが、そんな場合でも尊重する気持ちを持つと良いでしょう。
まとめ
3種類の主な席種の特徴を紹介してきました。とはいえ、実際はスタジアムによっても大きく変わります。
具体的にはぜひ下記の各スタジアム解説記事もご覧ください。